
コラム
コワーキングスペース運営で導入している決済システム
お店の運営に欠かせない決済機能。毎日使う機能だからこそ、それぞれお店のニーズに沿った決済システムサービスを選ぶことが重要になってきます
現在、さまざまな決済機能のサービスがございますが、いったい何を選べばいいの?という悩みはオープン準備で必ず直面することと思います。実際、弊社でもオープンサポートに携わらせていただいた企業様のほどんどにご質問いただきました。
そこで今回は、弊社がコワーキングスペースなどのフレキシブルスペース運営に導入している決済システムと機能についてご紹介します!
導入している決済システム
弊社では、コワーキングスペース運営に「stripe」「square(スクエア)」「AirPay」を導入しています。
stripe オンライン決済サービス。決済リンクを送ったり、ホームページ上に決済ボタンを追加したりもできます。サブスクリプションにも対応。ほぼすべてのクレジットカードに対応しており、ApplePayなどでの支払いも可能。
スクエア 店舗・オンライン決済・サブスクリプションに対応しています。弊社では決済端末(Square ターミナル)利用中。顧客管理機能、請求書機能も備わっています。
AirPay オダギリジョーさんのコマーシャルでおなじみのAirPay。QRコード決済・ドコモやⅤPointなどのポイント付与などの機能も(要申請)。弊社ではQRコード決済メインに利用しています。
レジ機能
※このブログでいう「レジ機能」とは、その場でキャッシュレス決済ができる機能という事です。
弊社のコワーキングスペースは有人受付時間帯と無人時間帯がございますが、弊社のオペレーションで、レジ機能が必要になるのは以下の内容です。
- ドロップイン利用(入退室管理システム利用なしの場合)
- 物販系(イヤホンマイクなど)
- オプション系(ロッカー代・コピー代・個室使用料など)
- イベント時の会計(会費など)
- コワーキングスペース回数券の販売
等など…
はじめから、コワーキングスペースに受付を設けない・完全無人で運営する予定のお店はレジ機能はほぼ出番はないかと思いますが、少しでも受付に人がいる可能性がある・ドロップイン利用メインで運営していきたいというお店は、レジ機能はあると非常に便利です。
レジ機能、こんな時に便利
コワーキングスペース運営に入退室管理システムを導入するケースは多いですが、そのほとんどが会員登録をした後にクレジットカード決済と紐づけてから利用するもの。
弊社ではドロップインのプランを様々用意しておりますが、入退室管理システムを使わず受付でお支払いされ利用される方のほとんどが「クレジットカードを使いたくない」「入退室管理システムへの登録が面倒」という理由です。また、WEBミーティングの時間が迫っていて、会員登録している時間がない!という方も。
上記のお悩みをお抱えのご利用者の方へは、すぐさま「受付で即お支払いいただきご利用いただけます」と案内しており、大変喜ばれます。
弊社では、クレジットカード決済はスクエア・QRコード決済はAirPayと使い分けています。
スクエア(squareターミナル)・AirPayレジ機能比較
スクエアは顧客管理・商品登録などが細かくできるなど機能が盛りだくさんのため便利ですが、Square ターミナルは使い慣れるまでどうしても新人へのレクチャーが必須という印象。慣れればスクエア1つでほとんどできるくらい便利です。
AirPayは機能がシンプルな分、管理画面上での細かな管理(顧客管理・商品登録等々…)はできません。ですが誰でもすぐに使える分かりやすいレジ画面のため、開店当初や単発バイトを雇う機会のある場合は便利です。
遠隔でクレジットカード決済ができる機能
弊社では、以下のオペレーションで利用しています。
- 貸し会議室代のご請求
弊社のコワーキングスペースは、貸し会議室も併設しており予約制でご利用いただいています。支払いはクレジットカード決済かお振込みの事前支払い。クレジットカード決済の場合、スクエアの請求書機能を使い、メールで支払い用リンク付きのメールを送っております。
遠隔でクレジットカード決済ができると、上記のように予約制や事前支払いが必要なプランを設けるのに大変便利です。事前支払い方法が振込みだけでなくクレジットカード決済の選択肢一つあるだけで、集客UPが見込めます。
stripeも遠隔でクレジットカード決済ができる機能がございます。
stripeとスクエア遠隔決済比較
stripe…簡易的な内容で、支払いまでの動線が一目瞭然。請求書をURLにすることも可能。サブスクリプション機能に強い。請求書のカスタマイズ方法が分かりにくい。
スクエア…いつ・だれが・どんな支払いをしたという内容が分かりやすく、顧客管理がしやすい。請求書のカスタマイズが簡単。サブスクリプション機能は顧客側が承認しないと利用が出来ない。
といった点です。弊社の場合、顧客管理を優先しsquareを利用しています。
サブスクリプション機能
最後にご紹介するのが「サブスクリプション機能」。月毎、年毎などの頻度で自動的に課金される機能です。
弊社のオペレーションで利用しているものはこちらです。
- i-Office月額会員費の請求
- 習志野経済新聞の個人サポーター会費
どちらも月ごとに課金されるよう設定しています。squareの場合はご登録のクレジットカードへ、stripeの場合はご登録のクレジットカード・もしくはApplePayなどへも対応しており、それぞれ自動で引き落としされます。
コワーキングスペースやレンタルオフィスを運営する上で月額会費という料金プランを設定するお店は多いかと思いますが、毎月請求書を会員数分発行するのは手間で、業務も煩雑になりますよね。
stripe・squareは、どちらも自動で請求書がメールで送られ課金までされるシステム。定額の月額プランをご用意の予定であればどちらか片方を導入されておくことをおすすめいたします。
まとめ
お店の運営に欠かせない決済機能。コワーキングスペースなどのフレキシブルスペースを運営する上で導入している決済システムをご紹介いたしました。
フレキシブルスペース運営にあったら便利な機能別一覧表
決済システム | 端末など | レジ機能 | 遠隔請求 | サブスクリプション | HP埋め込み機能 |
---|---|---|---|---|---|
square(スクエア) | squareポータル | ○ | ○ | ○ | △ |
stripe(ストライプ) | – | – | ○ | ○(少額にピッタリ) | ◎ |
AirPay(エアペイ) | AirPayQR | ○ | – | – | – |
今後、コワーキングスペースを運営される予定の方のご参考になれば幸いです。